こんにちは!
美観堂』の新入社員・塩崎(ゆうぼー)です。

美観地区の素敵なお店をご紹介するコーナー。
今日は、ゲストハウス『かくれ宿Yuji-inn(ゆうじいん)』さんをご紹介します。

なんでも、美観地区の路地裏でたった1人のオーナーさんが営んでおられるとか…!

そのオーナーさんと面識のある『美観堂』の先輩スタッフ・たまちゃんについてきてもらって、取材に行ってきました。

(まだまだ慣れない取材にドキドキです…)

宿を始めたきっかけは、私たちの姉妹店『ゲストハウス有鄰庵』

かくれ宿yuji-inn

倉敷川のメインストリートにつながる細い通りに入るとすぐに見えてくるのが「かくれ宿ゆうじいん」の看板。

緊張して宿の戸を開けると「あっ、どうもどうも~」と気さくに出迎えてくださったのが『かくれ宿Yuji-inn』のオーナー・裕二(ゆうじ)さん。

かくれ宿yuji-innオーナーゆうじさん

ひと目でわかる…優しい方だ…!

お会いして一瞬で緊張がほぐれてしまう、裕二さんパワー…!
きっと旅人の方々も同じようにすぐ緊張がほぐれてしまうんだろうなぁ。

そんな気さくさと優しさが溢れ出す裕二さんに、まず伺ったのは、宿をはじめたきっかけについて。

「『有鄰庵』さんがきっかけなんですよ」

ゲストハウス有鄰庵』は『美観堂』の姉妹店です。

事前情報としてたまちゃんから少し聞いていたこのエピソードをご本人から語っていただける。
新入社員・塩崎、取材の冒頭から、わくわくです。

ゲストハウス有鄰庵

昔から「いつか宿をやりたい」と漠然とした夢があった裕二さん。

2014年3月に偶然知ったのが、『ゲストハウス有鄰庵』が開催した「ゲストハウスセミナー開業合宿」でした。

ゲストハウスを開業したい人に向けたこのセミナーに参加したことで、「この夢を本気で実現したい」と一念発起されたそう。

その後、セミナーでの勉強に加え、ご自身でも開業の準備を進めて、初めてセミナーに参加した8ヶ月後の2014年11月1日に『かくれ宿Yuji-inn』をオープンされました。

まさか『ゲストハウス有鄰庵』がきっかけになっていたとは!

取材冒頭から驚きのスタートです。

宿の名前に込められた「Yuji」さんの旅への思い

yuuji-inn

取材に来る前、これは聞こう!と思っていたのが、お宿の名前の由来。

ゆーじーいん?
オーナーの裕二さんの名前からとってるのかな?

という予想は大正解でした!

裕二さんが高校生のとき初めて訪れた異国の地・アメリカで付けられたあだ名が「ユージーン」だったそう。

そのあだ名から着想し、「裕二」というお名前と「宿屋」という意味の「inn」を合わせて、「Yuji-inn」という名前になりました。

かくれ宿ゆうじいん

他にもこの宿の名前には、裕二さんの旅への思いがたくさん込められているんです。

楽しんで旅をする「遊人」
友とふれ合い仲良く旅をする「友人」
自由に自分らしい旅をする「由人」
オーナー(裕二さん)と出会う旅をする「裕人」

「裕人」については笑いながら話してくださいました。笑

お店の名前の由来・こめられた思いを知ると、お店への愛着が湧いて、自分の中でそのお店が特別なお店になっていきます。

旅先で宿の名前の由来を知るの、おすすめです!

裕二さんの人柄を表したあったか懐かしの宿スペース

かくれ宿yuji-inn

『Yuji-inn』さんの店内は、とにかくあったかくて、どこか懐かしい。

ソファにかかっているパッチワークの布。
棚に並べられたうさぎの人形。
天井から吊るされている飾りたち。

これら宿を彩るものは、奥様のお母様の手作りなんだそうです。

パッチワーク

手作りのものに囲まれているから、なんだか懐かしいと感じるのかもしれません。

「次はこちらへどうぞ~」と、宿泊するゲストさんたちの共有スペースに案内してもらうと…

柱に何か書いてある!

yuji-inn共有スペース

共有スペースの柱には、びっしりと白い字が。
これ全部、宿泊したゲストさんの身長を測ったものなんだそうです。

古き良き日本のドラマやアニメに出てくるアレだ…!

柱の下の方にはとっても小さい赤ちゃんの身長もはかってありました。

その赤ちゃんが大きくなって『かくれ宿Yuji-inn』に来たとき、「え!これ私が赤ちゃんのときの?!」ってなるんだろうなぁ。

勝手に妄想が膨らんでニヤニヤ。

かくれ宿Yuji-inn共有スペース
かくれ宿Yuji-inn共有スペース

共有スペースで私が真っ先に気になったもの。

マンガがいっぱいの本棚です。
(私は無類のマンガ好きです)

このマンガたちは、裕二さんの本なのかなと思ってたら、「Facebookで、宿に置きたいからいらない本下さいって発信したら、たくさん頂けたんですよ」とまさかの回答!笑

裕二さんの人柄が集めたたくさんのマンガを、懐かし空間で読む。

そんなまったりした旅もいいですね。

かくれ宿Yuji-inn共有スペースの地球儀

共有スペースでは、たくさんのシールが貼ってある地球儀も発見!

『Yuji-inn』さんでは、宿泊したゲストの方々が出身地にシールを貼る習わしがあるんだそう。

注目していただきたいのが台湾のあたり。
台湾のお客さんがとても多く、台湾のところが盛り盛りになっていました。

貼りすぎて床に落ちてたりするそうです。笑

1日数時間、宿のお手伝いをする代わりに無料で滞在ができるヘルパー制度があり、そのヘルパーさんとして台湾出身の方が来てくれたことがきっかけになったそう。

そこから口コミで「ここ、いいよ!」がどんどん広まって、台湾の観光客がとっても多いんだそうです。

裕二さん、台湾人の宿泊者さんやヘルパーさんと会っていくうちに台湾が大好きになったみたいです。

かくれ宿Yuji-inn

共有スペースのお次は宿泊するお部屋のご紹介です。

お泊まりできるお部屋は、ドミトリー(相部屋)タイプとひと部屋貸しの2種類があります。

かくれ宿Yuji-innドミトリー

こちらはドミトリータイプ。

1人旅で倉敷に来られた方にぴったりの相部屋プランは1泊税込3,800円です。

かくれ宿Yuji-inn相部屋

家族や友人と旅行に来られた際は、2つの広さのお部屋をひと部屋まるっと貸し切りで使うこともできます。

最大3人まで可能な6畳の和室は、1泊税込12,000円。
最大4人まで可能な8畳の和室は、1泊税込み16,000円です。

自由にゆっくり、そんな旅がしたい人におすすめです

かくれ宿Yuji-inn

裕二さんは「うちはゲストハウスと民宿の間って感じなんです」と話してくださいました。

気さくな裕二さんと会話を楽しむも良し。
共用スペースでのんびりマンガを読むも良し。
他のゲストさんとお話するも良し。

かくれ宿ゆうじいんたこ焼きパーティー

定期的に、たこ焼きや餃子パーティをしたり、「お酒に合うおつまみNo.1を決めよう!」といったイベントもやっているそうです。

こちらも参加するも良し、しないも良し。

「とにかくなんにも強制することはなくて、ほんとにゆっくり好きなように過ごして貰えたらいいなと思っています」

自分のお家のようにゆっくりまったりした時間を過ごせるのは、宿の空間はもちろん、裕二さんの人柄があるからだなぁとしみじみ感じました。

最後に、裕二さんからメッセージ

かくれ宿Yuji-inn洗面所

裕二さんに記事をご覧のみなさんへメッセージを頂きました。

「倉敷のゲストハウスの良いところは、ひとつひとつ個性が違うところだと思います。コロナが明けたとき、ゆっくりくつろぎに来て下さい」

おひとりでも、ご友人、ご家族とでも、美観地区という観光地で、ゆっくりまったり過ごすそんな旅をしに、ぜひいらっしゃってください。

私もまた、遊びに伺いたいです。

『かくれ宿Yuji-inn』アクセス方法

JR倉敷駅より徒歩約15分。
『倉敷デニムストリート』近くの細い路地を曲がってくださいね。
見上げた先に見える白い看板が目印です。

〒710-0046 岡山県倉敷市中央1-10-13
TEL:086-441-1620
ご予約・空室状況は下記URLよりご確認くださいませ。
『かくれ宿Yuji-inn』空室状況

この記事を書いた人

塩崎由歩

広島県出身。2020年に新卒で『株式会社行雲』に仲間入りしたショートヘアがトレードマークの23歳。
スタッフからは「ゆうぼー」と呼ばれ、カフェではいつも笑顔で動き回っています!
漫画、星のカービィ、ガチャガチャ、生エビのお寿司、水羊羹など...好きなものがいっぱい。
憂鬱なことがあると「ハッピー・ジャムジャム」を踊って乗り越えています。