繊細で美しい色彩が大人気。
『出製陶』さんが生み出す、『備前焼マグカップ』『備前焼ビアカップ』、そして『備前焼 盃』。

このページでは、オススメの使い方・お手入れ方法をご紹介します。

備前焼マグカップ

『出製陶』がつくる『備前焼マグカップ』とは?

『出製陶(いずるせいとう)』さんとは、岡山県の備前市伊部で山本周作さん・領作さんのご兄弟が作られる備前焼ブランドです。

出製陶
左が兄の山本周作さん、右が弟の山本領作さん。

祖父は、備前焼のろくろ名手であった人間国宝・山本陶秀(やまもととうしゅう)さん。

父は、ブルゴーニュの土を使い、備前の土に色を付けるなど、備前焼の表現を広げた、山本出(やまもといずる)さんです。

2012年に立ち上げられた『出製陶』という名前は、ご兄弟が師事したお父様の名前をいただいたもの。

代々受け継がれてきた陶芸の技に、お二人の感性をプラスして、”新しい備前焼”を生み出されています。

備前焼盃

”新しい備前焼”
その最も大きな特徴は、色土(いろつち)を使用していること。

色土は、備前の土と顔料を練り合わせて作り出されています。

色土

一色ずつ練り合わせられた色土は、繊細な色彩をもつ陶器へと変身。

もともとの備前焼が持つ、”渋く重厚なイメージ”とは一変、気持ちが高まるカラフルな美しさが『出製陶』さんの魅力です。

『出製陶(いずるせいとう)器類』オススメの使い方

1.お食事やデスクワークのおともに

備前焼は高温で焼き締められていることもあり、内部の組織がとても緻密。

温かい飲み物を注げば、冷めにくい。
冷たい飲み物を注げば、ぬるくなりにくい。

という、とてもありがたい特徴を持っています…!

備前焼マグカップ

そのため、ゆっくりしたお食事やデスクワークの際に大活躍!

最後まで飲み物が冷めることなく(ぬるくなることもなく)、お楽しみいただけますよ。

2.ふわふわ泡のビールを楽しもう

備前焼の表面には、微細な凸凹があります。

そのため、ビールのような発泡性のある飲み物を注ぐと、この凸凹によって摩擦が起き、泡がきめ細やかに。

クリーミーで口当たりのよいビールを味わうことができるんです。

備前焼ビアカップ

ちなみにこちら、『美観堂』スタッフ久保も愛用しているのですが、ポイントは飲みたい少し前に注いでおくこと。

少し時間を置くことによって、勢いよくできた泡とビールが馴染み、良いバランスに!
最高に美味しいビールを楽しむことができますよ。

3.お花を活けよう

備前焼の内部には、とても小さな気孔があるため、若干の細かい通気性が生じます。

そのため、水が新鮮に保たれ、お花を長く楽しむことができるんです。

盃に活けたお花

飲み物だけでなく、インテリアとしてもお楽しみくださいね。

メンテナンス・お手入れの方法

1.『出製陶(いずるせいとう)器類』の洗い方

一般的なの食器と同様に、洗剤をつけて洗って、しっかり乾燥させてください。

食洗機もご使用もOKです。

マグカップの洗い方

2.ご使用の際に気をつけていただきたいこと

  • 微細な気孔があるため、濡れたままですとカビが発生します。
    ご使用の後は、しっかりと水分を拭き取って保管してください。
  • 微細な気孔があるため、匂いのきつい洗剤ですと匂いが残る可能性があります。
  • 電子レンジは、一般的なご使用をされる分には問題なくご使用いただけます。
備前焼ビアカップ

空間をパッと華やかにしてくれる『出製陶』のアイテム。

ぜひ、末長くご愛用いただけますと嬉しいです。

その他、ご使用になられる中でのご不明点などございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。
お問い合わせフォーム |美観堂

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この記事を書いた人

久保千聡

学生時代を大阪・広島・福岡で過ごした自称ジャパニーズトリリンガル。
心を開くと福岡弁が出てきます。
2019年夏に結婚を機に倉敷へ移住、美観堂スタッフに!
自宅で飼っているポメラニアン(王子)を溺愛しています。
Twitter(@_chisatokubo)