こんにちは。
美観堂』の髙羽です。

美観地区の素敵なお店をご紹介するコーナー。
今日は、ショットバー『Salon de Rics(サロン・ド・リックス)』さんをご紹介します。

その前に一つ、お伝えしたいことが。
「夜の美観地区が最高」なんです!!!

静けさとやさしい灯りに満ちた夜の美観地区

夜の美観地区

美観地区を訪れる人は、陽が高いうちに町を見て回る人がほとんど。

美観地区は行ったことがあるけど、大体のお店も17時くらいには閉まるから、夕方くらいに美観地区を離れたという観光客の方が大多数なのではないでしょうか。

ですが、夜の景観もとても美しいんです。
(個人的には夜の美観地区が1番すきです)

夜の美観地区

街灯の光で暗闇の中から浮かび上がるように照らされた倉敷格子や白壁の建物。
それらが倉敷川の川面に映る姿はとても幻想的です。

夜の美観地区

今日ご紹介する『Salon de Rics(サロン・ド・リックス)』さんは、そんな、実は観光客の方々にあまり知られていない美しい夜の美観地区の川沿いで、6年前からショットバーをされています。

お店があるのは、クラシキ庭苑の奥に佇む古い蔵

サロン・ド・リックス

美観地区のメインストリート、倉敷川沿いにある『クラシキ庭苑』。
空き家になっていた築100年の町家を再生活用し、2014年6月にできた複合商業施設です。

少し狭い間口を入ると、カフェやコーヒー専門店、帽子屋さんが軒を連ね、その一番奥に『Salon de Rics』さんがあります。

古い蔵を再生した店内は、暖色のランプが空間をやさしく照らす、まさしく「隠れ家」。

サロン・ド・リックス店内

お店を運営するのは、数々のカクテルコンテストで優勝実績のある女性バーテンダー・楠戸(くすど)まゆみさんです。

楠戸さんは、もともと倉敷駅近くで『Bar Ric’s Cafe(バー・リックスカフェ)』というバーをされていました。
ちなみにこの店名は「君の瞳に乾杯」というセリフで知られる、映画史上屈指の名作『カサブランカ』に出てくるバーから取っているそう。

楠戸さんのオーナー歴10年目の節目である2014年に、2号店となるバーのオープンが決まり、1号店の「Ric’s」に「Salon(サロン)」を付けて、お店の名前にしました。

社交場という意味のある「Salon」。

地元の人たちや観光客の方々の社交場になれば、という思いからこの名前にしたんだそう。

日本最高峰『カクテルアワード』も受賞した季節のオリジナルカクテル

サロン・ド・リックス

『サロン・ド・リックス』さんでは、毎月季節の素材を活かしたオリジナルカクテルを創作されています。

また、スタッフさんの腕を磨くため、カクテルコンクールにも積極的に参加されているそう。

サントリー ザ・カクテルアワード

こちらは、日本最高峰のカクテルコンクール『2019 サントリー ザ・カクテルアワード』の様子。

『サロン・ド・リックス』のバーテンダー・土屋明日香(ひじや あすか)さんの作品『春夢(しゅんむ)』がなんと、昨年度の日本で最も優れたカクテルに選ばれたんです。

そのカクテルがこちら。

カクテル春夢

クラフトウォッカに桃や桜のリキュール、生姜とレモンを加えた1杯です。

透明感のある、淡いピンク色が特徴で、気になるお味は、生姜のピリッとした和風のアクセントが効いていて、のどごしはスッキリさわやか。

しっかりとアルコールを感じる、大人な味わいのカクテルでした。

その他にも、岡山県産の白桃とシャンパンをつかったカクテルや。

岡山県産の白桃とシャンパンをつかったカクテル

「食べられる宝石」と評される岡山のブランドマスカット『マスカット・ジパング』を使ったもの。

マスカットのカクテル

味がぎゅっと詰まった小ぶりのみかん『倉敷みかん』を使ったカクテルなど。

倉敷みかんのカクテル

フルーツ王国・岡山の旬の素材を使った、ナチュラルでいて、香り高い、『サロン・ド・リックス』さんならではの1杯が数多くあります。

ここにしかない1杯を味わいに。ぜひいらっしゃってください

サロン・ド・リックス店内

『サロン・ド・リックス』さんの営業時間は、16時から23時。
(日曜日のみ14時から23時営業です)

倉敷のバーの中では比較的早めの時間に営業されているので、夜遅くの利用だけでなく、夕食の食前酒としても楽しめます。

夜の美観地区にひっそりと佇む落ち着いた店内で、ここでしか味わえない極上の1杯を味わいに、ぜひいらっしゃってくださいね。

『Salon de Rics(サロン・ド・リックス)』アクセス方法

JR倉敷駅より徒歩15分。
複合商業施設『クラシキ庭苑』の一番奥にありますよ。

〒710-0054 岡山県倉敷市本町5-27 クラシキ庭苑(1階奥の蔵)
TEL:086-425-5688
営業時間:16:00〜23:00(日曜日のみ14時から)
定休日 : 不定休
※コロナウイルスの影響で営業時間を変更されている場合があります。
足を運ばれる際は、事前にご確認くださいませ。

この記事を書いた人

高羽開

美観地区の古民家で暮らす27歳 。
学生時代は東南アジアのゲストハウスを転々とした旅好きで、サーフィンとウクレレの後の飲酒をこよなく愛しています。